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恋人との別れ、家族や自分自身の病気、子供の進学、両親の介護など、社員がプライベートでストレスや悩みを抱えてしまい仕事のパフォーマンスが低下してしまうケースがあります。本来仕事とプライベートはきちんと分けられているのがベストですが、仕事とプライベートを完全に別物として考えるのは難しいのも事実です。この記事ではプライベートでのストレスや悩みの解消法、仕事へ影響させないための環境づくりなどについて説明します。

プライベートのストレスや悩みが仕事に影響している兆候

プライベートのストレスや悩みが社員の仕事におけるパフォーマンスを下げている兆候として以下が挙げられます。

  • 仕事に対するやる気が低下している
  • 注意力が散漫になっている
  • 報連相に漏れが発生している
  • ミスが多発している
  • コミュニケーションが取れなくなる

仕事に対するやる気の低下や注意散漫はストレスが仕事に影響してきた初期段階といえるため、注意深く社員の様子を見て早めに対応できるようにしておきましょう。

プライベートのストレスや悩みが仕事に影響してしまった場合の解決法

プライベートでストレスや悩みを抱えた社員は、仕事へのやる気が低下することで生産性まで低下してしまいます。また、他社員とのコミュニケーションが疎かになった結果、部署全体の業務進捗が滞ってしまうかもしれません。そのため、プライベートのストレスや悩みを抱えている社員に対しては、以下のような方法で問題の解消を促しましょう。

  • 抱えているプライベートの問題を解消する
  • 仕事のオンオフを切り替えるように意識する
  • 上司に相談する

プライベートの問題を解決する

プライベートのストレスや悩みがもたらす仕事への悪影響を解消するためには、社員が抱えるプライベートの問題を解決させることです。根本的な問題が解決してしまえば、悪影響はなくなります。すぐに解決できるような問題であればよいのですが、中には簡単に解決できない問題もあるでしょう。むしろすぐに解決できない問題だからこそ、仕事へも影響してしまっているともいえます。ただしプライベートの問題であるため、悩んでいる社員に対しての執拗な詮索は控えましょう。

また、厚生労働省がストレス対処の基本としている 「3つのR」の実践を促すのも社員のストレス軽減に効果が期待できます1

  • レスト(Rest):休息、睡眠、休養
  • レクリエーション(Recreation):運動、旅行といった趣味や娯楽による気晴らし
  • リラックス(Relax):ストレッチや音楽といったリラクゼーション

プライベートで趣味を楽しむ、旅行をするといった時間を設けたことで、仕事への影響が抑えられるケースもあります。

仕事のオンオフを切り替えるよう意識する

社員に、仕事のオンオフを切り替えするように意識してもらうことも、プライベートのストレスを業務に影響させない方法のひとつです。オンオフの切り替えに活用できるのが、「目標設定」と「タイムマネジメント」です。

目標設定は、一日において実現可能な目標を設定することが大切です。目標に向かって行動する結果、業務にメリハリが生まれオンとオフを切り替えられるようになります。また、目標達成を成果として評価すれば社員のモチベーション向上にもつながるでしょう。 タイムマネジメントも目標同様、一日単位で設定しましょう。タイムマネジメントでは以下の3つの仕事のタイプで時間を割り振ります。

  • タスク:自分で時間を決める仕事
  • アポイントメント:時間が設定されている仕事
  • 突発的な仕事:急に依頼される仕事

タイムマネジメントでは、分単位でスケジュールを立てる必要はありません。突発的な仕事にも対応できるように余裕を持って計画を立てることが大切です。社員自身がタイムマネジメントを計画・実行したら、上司がフィードバックを行い、適切な業務の優先順位を伝えましょう。フィードバックによって、業務によりメリハリが生まれ、プライベートでのメリハリも期待できます。タイムマネジメントは作成者自身がタスクを管理するため、業務の見える化にもつながります。

上司に相談する

プライベートでストレスや悩みを抱えている社員は、必要に応じて上司に悩みを相談する場合があるでしょう。ですが、職場においてプライベートの話ができるかどうかは企業文化によって異なります。社員同士のオープンな交流が奨励されている企業であれば、社員も上司に悩みを打ち明けやすいはずです。一方、仕事とプライベートとが明確に分かれている企業の場合、私生活での悩みを打ち明けるのは難しいかもしれません。そのため、上司は部下の仕事ぶりが低下しているのを感じたら能動的に声掛けをして、悩みの解決につなげましょう。

また、部下から相談を受けた際は自社の福利厚生を案内するのも方法のひとつです。有給休暇はもちろん、忌引休暇やリフレッシュ休暇といった休暇を促すことで、社員のリフレッシュにもつながるでしょう。

ワークライフバランスを整えるための企業の環境づくり

昨今では働き方改革が進められており、ワークライフバランスを重視した職場環境を作ることが求められています。ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」のことで、内閣府の定義によると「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」のことです2。 

ワークライフバランスが良好であれば、仕事とプライベートが共に充実してお互いによい影響を与え合う好循環が働きます。結果として生産性の向上や離職防止など企業のメリットも大きいのです。一方でプライベートの悩みが仕事に影響している状態はワークライフバランスが崩れてしまっているといえます。ここからはワークライフバランスを整えるために企業ができる具体的な取り組みについて解説します。

福利厚生を整える

企業ができるワークライフバランスを整えるための取り組みとしてまず挙げられるのは福利厚生です。ここでいう福利厚生とは労災保険や厚生年金保険などの法定福利厚生ではなく、法定外福利厚生を指します。法定外福利厚生とは住宅手当や宿泊・旅行の補助、セミナーや資格取得の補助、スポーツ施設利用や健康診断の補助などのことです。

福利厚生がしっかりと用意されていれば、社員のモチベーションアップにつながりますし、より充実したプライベートを送ることができます。例えば宿泊・旅行の補助があればプライベートで旅行へ行ってみようという動機づけになり、旅行を思い切り楽しむことでリフレッシュされるでしょう。つまり宿泊・旅行の補助も社員がストレスや悩みを抱えにくくなる環境づくりの一環になるといえるのです。

仕事とプライベートを区別する意識づけ

社員がプライベートの問題を持ち込み、仕事に影響が出ている状態は望ましくありません。そこで大切になるのは、社員に普段から仕事とプライベートを区別するように意識付けを行うことです。そのためには、自分のプライベートで起きた事情や感情に振り回されずに、冷静に状況を判断する必要があります。なかなかすぐにできるものではありませんが、プライベートと仕事では目的や優先度の付け方が違うことを社員に認識してもらうように説明をしましょう。

また、上司から「あなたには、こういうことを期待しているよ」など今後の目標を明確に伝えてあげることで、プライベートで何かあってもモチベーションアップに繋がることがあります。ほかにも、元気がない社員に声をかけたり、普段から「いつでも話を聞くよ」「なにかあったら、気軽に言ってね」といった個人の悩みに上司やメンバーが寄り添う環境を作る、相談しやすい雰囲気を作ることもとても重要です。

プライベートに関連するものを物理的に遮断する

そうはいっても社員一人ひとりの意識を変えていくのは簡単ではありません。そのためプライベートに関連するものを物理的に遮断することも一定必要になります。例えば、オフィスであればデスクにプライベート用のスマホを持ち込まない、接客業であればフロアへ私物を持ち込まないといった社内ルールを周知しましょう。

まとめ

プライベートのストレスや悩みを仕事に影響させないために重要なのは、社員一人ひとりが自分に合ったワークライフバランスを見つけ出すことです。つまり「自分なりに仕事とプライベートのバランスが取れる方法を見つけて実行すること」といえます。企業や上司はそういった社員のワークライフバランスをバックアップできるような環境づくりを進めていくことで、社員の生産性向上を図りましょう。

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