

【オーク設備工業株式会社様】若手社員のセルフマネジメント研修
組織の優先課題を解消する研修設計
エンゲージメントサーベイによって組織課題を明確化 |
若手社員のセルフマネジメント力を高める |
若手社員と上司とのコミュニケーションが活性化 |
①サービス導入前の課題
大林グループの建築設備会社である当社は、空気調和設備や給排水衛生設備の設計・施工・リニューアルなどを主軸とした事業を展開しています。
そのため技術系の人材が多く、研修においても入社1~3年目までは技術研修を重視しています。
4年目以降は現場で実務を通して技能を習熟させることに重きを置いて人材育成をしてきました。
しかし実際の現場では、入社2~3年目で自分の親と同じ世代の施工技術のプロに対して施工の指示や管理などを行うこともあり、マネジメントスキルを高める必要性を常々感じていました。
実際に若手社員から学びの機会を求める声が高まっており、それに応えたいと思うようになりました。
②サービス導入の決め手
研修導入に際しては数社を検討しましたが、以前営業職向けに研修を実施して「体感型ワーク」の評価が高かったアチーブメントHRソリューションズに依頼することにしました。
研修導入に際してエンゲージメントサーベイを実施することで当社の課題を明確化した上でそれに対応した研修の設計ができると聞き、エンゲージメントサーベイと研修の導入を決定しました。
エンゲージメントサーベイの結果、年齢層の高い方々が総じて高いスコアとなり、逆に20代・30代は低めの傾向が確認できました。
特に「職場内の人間関係」と「仕事での自分らしさの発揮」という2項目のスコアが低い要因について、担当コンサルタントと分析を進めました。
そこから導かれたのは、「職場内のコミュニケーションの活性化」と「若手社員の責任意識の向上」という2点でした。
この2点を実現するために設計された研修が「内発的動機づけによってセルフマネジメント力を高める」1日研修です。
さらに今回の研修は当日だけの学びで終わるのではなく、職場に戻った際の実践までを含めたプログラムになるよう設計してありました。
これは職場内の人間関係の改善を若手だけではなく、上司側にも担っていただく提案でもありました。
研修前に受講者が上司と話し合って目標を立て問題意識を持って受講します。
そして研修後には上司と面談による振り返りを行い、学んだスキルを定着しやすくするという環境を整えた点が良かったと思います。
③サービス導入後の成果
「職場内のコミュニケーションの活性化」という課題に対しては、自身のコミュニケーションスタイルを見直すパズル型体感ワークを実施しました。
普段無意識に行っていてなかなか気づけないコミュニケーションギャップが生じる要因の理解を深める進行は見事でした。
受講生たちにとって立場が違う社外の人との意思疎通や、社内の異なる職種の人とのコミュニケーションを取る際に配慮しなければならないポイントがよく理解できる内容でした。
「若手社員の責任意識の向上」という課題に対しては、「責任」の定義を認識するワークを実施しました。
「責任=私が源」というスタンスを選択することによって、望むキャリアや自分の人生を構築しやすくなるという気づきを得ていました。
さらに研修前後に周囲の上司を巻き込んだことによって、若手社員と上司とのコミュニケーションが以前にも増して活性化したことも成果の一つです。
これまで人の成長のみにフォーカスしてミーティングを重ねる機会はそう多くありませんでした。
この度の取り組みを通して受講者を取り巻く社員の人材育成に対する意識がより高まったと感じます。
今回の研修が好評だったことから、同年代のまだ受講していない社員にも研修を行うことになっています。考え方のベースを共有できる社員が増えることで、当社の成長の推進力は増していくことでしょう。
担当コンサルタントからのメッセージ
エンゲージメントサーベイの実施によって、取締役経営企画室長の永井様とグループ長の川端様が常々感じておられた組織課題が可視化でき、そこから優先的に対応すべき課題の解決策を企画設計しました。
成功要因としては、受講対象の若手の優先課題を具体化した上で、上司の方々も巻き込んでご支援をいただいたことが挙げられます。
企画の趣旨に同意いただき、事務局からも事前に上司の方々へ受講前後の面談実施を呼びかけていただきましたこと感謝申し上げます。
