グローバルなチームをつくるための7つのステップ

グローバルなチームの作り方に対する重要性は、日本だけにかかわらず、世界各国が直面しているものです。

異なる出身、異なる母国語、異なる価値観を持つ中で、チームをいかにまとめていくのか。それは、グローバル化が進む現代の組織づくりにおいて非常に重要なポイントです。そんなグローバルチームをつくるための7つのステップを、Vital Signs Training社のCEOであるDonna SteffeyがATD2019で語りました。

グローバルマインドセットとは

アメリカの調査会社であるギャラップ社の調査によると、調査対象のうち約84%がインターネットを活用したバーチャルなチームでの仕事を経験していたといいます。これは、遠い場所に住む人とチームを組み、地域・国を超えて仕事をすることを意味しています。そして、その機会は今後も増えていくことが予想されています。そのような中、「いかにグローバルなチームをつくっていくのか」というポイントは、これからの時代に求められる重要な要因と言ってもいいでしょう。

では、グローバルなチームをつくるために必要なことは何でしょうか。

その一つが、『グローバルマインドセット』と呼ばれるものです。ATDのコンピテンシーでは、グローバルマインドセットを下記のように定義しています。

1.世界があなたの家であるように考えられること

2.異なる環境に対するオープンさを持っていること

3.技術的に国際的につながる能力を持っていること

グローバル化がますます進行するこれからの時代、グローバルなチームを作っていくために求められるのは、世界を受け入れる心を持ち、世界につながろうと努力することです。グローバルマインドセットは、まさにその点を端的に表しています。

グローバルチームをつくる7つのステップ

では、記のようなマインドセットを持った上で、いかに効果的にグローバルチームつくっていくのでしょうか。グローバルチームをつくるための戦略は7つのステップに分かれています。

ステップ1 チームに求められる適切なふるまいを選ぶ

まずはグローバルマインドセットを元にして、チームをつくっていくために必要な態度、知識、技術を獲得する。チームにとって何が求められているのかを踏まえて、ふるまいを選べるように周知する。

ステップ2 コミュニケーションの方法を決める

コミュニケーションの手段として電話がいいのか、チャットがいいのか。SNSにしても何がいいのかをチームメンバーで合意してから行う。

ステップ3 チームが成功するモデルを活用する

各自の理想のチームは異なるので、チームがうまくいっているのかうまくいっていないのかをはかるためには、チームをどのように見るのかの観点を決めておかないといけない。フレームワークを活用することが有効である。

ステップ4 チームのカルチャーを定義する

カルチャーによってチームが何を大切にするのかは異なる。たとえば、個人主義なのか集団主義なのかによっても異なる。個人主義の場合は個人の達成に焦点を当てることが多いが、集団主義の場合はチームの目標に焦点を当てる。

ステップ5 各自の持っている文化について説明することを支援する

アメリカだとハグは日常的に行われるが、国によっては肌に触れてはいけないということもある。人によっても、郷に入っては郷に従えというように、国に合わせてハグをする人もいれば、そうではない人もいる。大事なことは、その人がどのような文化を持っているのかを説明することである。

ステップ6 協力的か競争的かか決める

協力的なチームにするか、競争的なチームにするか。理想的なチームの方向性を定める。

ステップ7 異なる価値観を踏まえて階層を決める

異なる背景のチームでは異なる価値観が共存するので、そのことを踏まえてどのように階層をつくっていくのかを決める。リーダーとなる人は誰なのか、どのような価値観で判断するのかを決める。

ステップ7.5 経営者の支援をもらう

戦略というよりは前提となることだが、これはとても重要なことである。グローバルなチームをつくっていくためには、経営陣のサポートは欠かせない。

まとめ

グローバル化が進んでいるということだけでなく、個人の価値観の多様化もダイバーシティを促進しています。異なる価値観を持った人を、いかにチームとしてまとめていくのか、ということについてはますます必要になっていく能力なのではないでしょうか。

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アチーブメントHRソリューションズ株式会社

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