

【b-monster株式会社様】ビジネス基礎教育研修
若手社員にビジネス基礎教育研修を実施
マインドセットによりサービスのクオリティの底上げに成功 |
成長力を身につけた社員が徐々に変革を起こす |
既存の社員からも研修を受けたいという自発的な声が出始める |
①サービス導入前の課題
弊社は、暗闇ボクシングで知られているフィットネスクラブを展開しております。
思う存分楽しむことと、美しくボディーメイクをすることの2つを両立させられるのが一番の強みです。
創業からまだ3年ですが、加速度的に店舗展開が進んでおり、お客様の数も増え、認知も高まってきています。
提供しているサービスが人気を集めていることはとても嬉しいことなのですが、その分、懸念点もあります。
それは、組織の中で統一された基準がなく、現場任せの運営だったということです。
社員たちの仕事への捉え方や姿勢がまばらで、
会社で推奨している「ニューヨークスタイルのフレンドリーな接客」を履き違えて、
お客様に失礼な言葉遣いで対応するなど、サービス業として非常識な行動がとられていました。
見かけるたびに指導していましたが、その場しのぎで根本改善はされませんでした。
これは、単にマニュアルを整備すればいいとか、統一の基準を設ければいいという問題ではありません。
どちらかというと社員たちの考え方やマインドに対してアプローチしていかなければ解決は難しいと感じたのです。
本人たちの働く意識が変わり、成長することに対してより前向きになっていくための人材育成が私たちのテーマでした。
これまでもスキルや知識の研修は行っていたのですが、
マインド面となると一朝一夕でなんとかなるものではなく、頭を悩ませていました。
そこで思い浮かんだのがアチーブメント社だったのです。
前職時代に担当コンサルタントの方と面識があり、
マインド変革に効果的ということは知っていたので、
一度お話を聞いてみようと門を叩きまし た。
実際に体験セミナーも受講をし、組織の課題も整理してもらい、
研修を導入してどのように解決するのかを事細かに説明してもらいました。
そこに見通しを持つことができ、導入を決意しました。
②サービス導入の決め手
対象としたのは、新しく店舗に配属される新入スタッフたちです。
若い人であれば10代、平均すると20代前半の社員たちです。
社会経験も浅く、「そもそも働くとはどういうことか」から落とし込んでいく必要がありました。
研修で作り出したかったのは、「成長力」 をスタッフが身につけていくことでした。
理想を掲げ、誰にも指示されなくとも自分で努力をして成長し、結果を作り出していくことです。
そのために、研修内では、「対自分」「対他人」「対組織」の3つの観点でこのテーマを扱いました。
対自分では、個人の願望や成長イメージを描いたり、
対他人では「フレンドリー」とはなにかを話し合ったり、
対組織では組織自体が成長し続けるための必要条件を学んだりしました。
終始感じたこととしては、一方的なレクチャーではなく、
受講生に対して気付きを与え、自らが行動や考え方を変えようとするモチベーションを引き出すアプローチであるということでした。
とくに、「責任と被害者」というセッ ションが印象的でした。
業務に当たる中でトラブルが起こるのは致し方ありませんが、
そんなときにどうしても人のせいにしてしまいたくなるのが人間の心理。
しかし、それではなかなか成長することができません。
「全て自分が責任を持つと思って取り組む」という理屈ではわかっているものの、
なかなか腑に落ちにくい概念を、
的確な振り返りとファシリテーションを通して受講生が受け取れたことは大きな一歩だったと思います。
研修そのものの設計もさることながら、
選択理論というしっかりとした心理学に基づいたコンテンツだったからこそ、
わかりやすく、思考変容・行動変容を促せたのだと感じています。
③サービスを導入してみて
人材の育成という分野は、これまであまり意識を向けきれていなかったと振り返って感じています。
そういう意味でも今回の研修導入は、私たちにとって大きな一歩でした。
結果として、内容そのものに対してはもちろん、
担当してくださった講師の方も素晴らしく、満足できた内容でした。
なにより嬉しかったのは、現場に入った社員たちの働きぶりをみて、
既存の社員たちから、「ここのところの新人たちはやけにしっかりしているよね」という声が上がってきていることです。
それだけではなく、「一体どんな研修をやっているのですか? 私も受けてみたいです」という声も上がってきました。
新入社員からではありますが、少しずつ組織の中で研修の影響が出始め、
変化が起こってきているのを感じています。
また、採用の方でも試行錯誤を繰り返して徐々に理想とする人材を採れるようになりました。
研修で作り出した変革と合わさって、組織に対して良い影響が出始めてきています。
この良い流れをさらに発展させられるように力を注いでいきます。
組織の中での人材育成は、建物で言う土台作りに似ていると思います。
そういう意味では、これまで砂だった土台が、粘土くらいにまで固まってきたように思います。
私たちの会社は、まだ創業から3年の若い組織です。
すべてを自分が作り出していくんだという姿勢と能力を持った社員を、
どれだけ育成できるかに会社の未来がかかっていると言っても過言ではありません。
より多くのお客様に価値あるサービスをお届けしていくためにも、
店舗拡大の礎となる育成の仕組みを今後も追求し続けてまいります。
担当コンサルタントからのメッセージ
富永様やb-monsterの皆様が、お客様と社員のことを想って企画をされた研修でした。
研修は、まだ現場を経験したことがない社員も参加をされるため、
インプット中心の研修ではなく、体感型学習で気づきを作り、
ディスカッションを通して自ら考えていただくことで、現場の行動変容を意図しました。
対自分力では、自ら成長をするために必要な力を。
対他人力では、相手視点で考える思考習慣を。
対組織力では、個人の力だけではなく、組織の力を発揮するポイントについて学んでいただきました。
