名目賃金とは、賃金水準を表すときに使用する言葉。物価水準の変動を加味しない、貨幣賃金そのものを名目賃金という。実質的な購買力は物価に影響されるので、名目的な水準しか表せないという意味。昨年３０万円の賃金が今年は３３万円になった。この３３万円が名目賃金。昨年に比べ３万円アップしたので名目賃金の上昇率は１０％。ここで物価が２０％アップすると実質賃金はマイナス１０％の下落になる。昨年３０万円で買えたものが今年は３６万円になっているので今年の賃金３３万円では買えない。実質賃金は名目賃金に物価上昇率を加味したもの。
