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グローバルマインドセットとは?グローバルで活躍する人材に必要な要素を解説

この記事のまとめ

  • グローバルマインドセットとは、業務遂行能力や語学力に加え、海外で成果を上げるために不可欠な異文化理解や現地の人々との信頼関係を築く力であり、知的資本・心理的資本・社会的資本の三要素で構成される思考様式と行動を指す。
  • グローバルに活躍する人材は、他国の歴史や法律を理解し文化的な摩擦を回避する「知的資本」と、多様な価値観に興味を持ち、新しい環境での挑戦を楽しむ「心理的資本」の二側面を併せ持つ必要がある。
  • 最終的に成果に結びつけるためには、異文化を理解し共感した上で、他者の話に深く耳を傾ける「傾聴」を通じて信頼関係を築き、チームを同じビジョンに向かって牽引する「社会的資本」を高めることが重要である。

目次

外務省の調査によると、平成29年10月1日現在海外に進出している日系企業の総数は7万5,531拠点となり、その数は年々増加しています(外務省 海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果 (平成30年要約版))。この記事では、海外で活躍する人材に必要な"グローバルマインドセット"とは何か、詳しく解説します。

グローバルマインドセットとは世界で活躍する人材に共通する思考様式や行動のこと

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グローバルマインドセットは、世界で活躍する人材に共通する思考様式や行動のことです。世界的に活躍する人材には、下記の3つのスキルが必要となります。

  • 業務遂行能力(判断力、責任感、業務知識など)
  • 語学力(英語や他言語による会話力)
  • グローバルマインドセット(知的資本、心理的資本、社会的資本)

海外で成果を上げるためには、1. 仕事ができる、2. 言語能力に長けている、だけでは不十分です。米国のサンダーバード国際経営大学院の調査により、グローバルに活躍するためには異文化に興味を持ち、理解し、現地の人々と信頼関係を築く力、グローバルマインドセットが不可欠なことが明らかとなりました。(ダイヤモンド・オンライン 「世界で通用する人材の条件」)

グローバルに活躍する人材に必要な3つの要素

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世界で活躍する人材に欠かせない"グローバルマインドセット"は、次の3つの要素で構成されています。

  • 知的資本
  • 心理的資本
  • 社会的資本

どのような特徴があるのか詳しく解説します。

1 知的資本:国際環境への理解と学習能力

グローバルマインドセットにおける知的資本とは、それぞれの国が持つ歴史的背景や、政治・文化・宗教についての知識や理解力です。特に、グローバルビジネスにおいては、他国の商習慣や法律の理解も必要です。それぞれの国が大切にしている精神や価値観を正しく理解するなど、"コスモポリタン的"思考を養うことで、文化的な違いによる摩擦を事前に回避できるでしょう。また、多種多様な価値観が組み合わされることで、どのような影響があるかを考えられる、**"複雑性の認知能力"**も必要となります。

知的資本を身に着けるためには、日頃から国際情勢に注目し、自分事として考える癖をつけるとよいでしょう。また、国ごとの宗教観や商習慣は、学習である程度事前に理解できます。グローバルマインドセットの中でも、インプットの量によりカバーできる要素ということができます。

2 心理的資本:異文化への興味と順応力

グローバルマインドセットの心理的資本とは、異文化や多様性への興味と情熱、そして文化を理解し一緒に楽しむ能力です。グローバルに活躍するということは、年齢・性別だけでなく、人種・宗教・国籍の違いも受け入れる柔軟な姿勢が何よりも大切です。文化の違いを否定し自分の常識を押し通すのではなく、異なる価値観に興味を持ち、違いを楽しむ順応力を養いましょう。

心理的資本を育むためには、まずは自分自身の"ものの見方"の理解が大切です。その上で文化の異なる人と実際に交流したり、新しいことにチャレンジしたりして、自分の価値観との摩擦や葛藤を克服していきましょう。このような経験を積んでいくことで、グローバルに活躍するために必要な自信や冒険心も養うことができるでしょう。

3 社会的資本:信頼関係の構築能力

グローバルマインドセットの社会的資本とは、自分とは異なる人と信頼関係を築き、同じビジョンに向かって他者を巻き込む能力のことです。グローバルな信頼関係を築くためには、まずは異文化を理解し、共感することがなによりも大切です。そして対個人としてスタッフやクライアントの話を聞き、相手が何を求めているか理解する"外交的手腕"も必要となります。とは言え、相手の理解に徹するだけでは、チームをまとめることはできません。チームを同じ方向に導いたり、クライアントを説得したりするためにも、こちらの要望を通す対人影響力も重要となります。

社会的資本を高めるためには、相手の話を深く聞く"傾聴"を身に着けるとよいでしょう。まずは、どのような話も否定せずに、肯定的に受け入れることで、相手の考えが見えてきます。また、共感の姿勢を示すことは信頼関係の構築につながります。最後に相手の話を要約し明確化することで、全体像を理解する能力も身に付くでしょう。

まとめ

この記事では、世界で活躍する人材に欠かせない「グローバマインドセット」を構成する、3つの要素(知的資本、心理的資本、社会的資本)について、ご紹介してきました。

グローバルマインドセットは、独学によってもある程度身に着けることが可能です。ただし、グローバルに活躍する人材を、企業内で本格的に育成したいとお考えであれば、ワークショップや研修の導入が有効です。ワークショップや研修を通して、実際に自身の環境とは異なる文化に触れ、その背景にある考え方や歴史について学ぶことで、より他文化への理解を深めることができます。また、独学では偏りがちな学習内容を過不足なく吸収できるのもワークショップや研修のメリットと言えます。 世界での活躍を見据えて、日頃からグローバルマインドセットを育んでいきましょう。

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