Hofmann氏はマイクロラーニングの特徴を下記のように上げています。
- 簡単なまとめとして提供している
- 1つの技術やトピックにフォーカスしている
- 認識の道を明るくする
- アクセスが簡易であり、簡単に稼働させられる
- 様々なプラットフォームで学べる機会を提供する
- 開発コストを抑えられる
- 4分以内の区切られた短い映像である
- コースであってはいけない(1つで完結していない状態であってはいけない)
- 全体的であってはいけない
そして、一般の学習との最も大きな違いは『プル型』であって『プッシュ型』でないということです。講師が提供をするトレーニングの文化ではなく、自らが学ぶ学習の文化であると強調します。
その中でもマイクロラーニングの最大のメリットは、
- 自分で苦手な部分だけを勉強することができる
- オプションを選ぶことができる
- 特定の分野に関して、深く学ぶことができる
と、Hofmann氏は語ります。
Hofmann氏は、マイクロラーニングを効果的に活用するためには「バーチャルクラスルーム」というものが効果的であると強調します。
「バーチャルクラスルーム」には、リアルの教室よりも、対面よりも、できることが沢山あるのだと強調します。
それでは、講師たちがこの「バーチャルクラスルーム」において、「マイクロラーニング」を効果的に活用するためには、どういった考え方や準備が必要なのでしょうか?
Hofmann氏は、下記の6つのステップを推奨しています。
学習者が達成したい成果は何かをはっきりさせます。アイディアが良いからといって、いきなりビデオを作ってもだめです。コンテンツと学習者の仕事との関係性を考え、これは何のツールで、いつどんな時に役に立つのかを考えます。
こういう時は使った方がいい、こういうときは使わないほうがいい、という活用場面を設計をします。
短い映像やEラーニングなどのコンテンツを作成します。
マイクロラーニングのコンテンツにどうやってアクセスするかを決め、受講生同士でどうやってコミュニケーションを取るかを決める。
学習者に対して、実際に使い方を説明する。
これらのツールを学習者がいつ学ぶべきなのか、なぜ学ぶべきなのかを思い出してもらうための方法を決める。
Hofmann氏は、マイクロラーニングにおける最大の鍵は、
- 学習者が自分で必要なものを学べるか
- 学んだものを実行するか
の2点であると話します。
リアルの学習ではないバーチャルクラスならではの良さを最大限発揮するために、講師の皆さんは、是非、Hofmann氏のステップを活用してみてください。