「Job Aids」とは、いわゆる作業手順書のようなもので、仕事を進める上でのチェックリストや簡単なステップや指示が記載されているシートを指します。
Joe氏は仮にその人にスキルがあっても、手順を間違えてパフォーマンスが落ちないようにするために「Job Aids」があるのだと言います。
米国沿岸警備隊では「Job Aids」を活用することで、仕事に関してトレーニングで学習させるよりも75%もスピードアップし、必要なトレーニングの実施数そのものが減少したという結果も出たそうです。
Joe氏は「Job Aids」にはいろんな作り方があるとしながら、「Job Aids」のフォーマットには下記のような情報を記載することを推奨していました。
忘れてしまいそうな工程をどのように思い出すか
誰と戦っているかを明確にする
どのような段階を踏んで作業が進行するか
タスクの抜け漏れを確認する表
業務や学習に用いる書き込み形式の用紙
仕事の流れや処理の手順を図式化したもの
ある問題について、考えられる条件と行動を表にまとめたもの
トラブルが起きた際の対処法を図式化したもの
いつ何をするかが明記されたスケジュールの一覧
特定のケースの際どのように受け答えするかを明記した原稿
単に業務の流れを記載したマニュアルというわけではなく、上記のような情報を「Job Aids」に記載することで、新しい業務を覚えることをスムーズに行うことが出来るとJoe氏は語りました。
特に「Job Aids」はトレーニングの対象人数が多い場合や、対象者がバラバラの箇所にいる場合に効果を発揮し、中には140%の費用対効果を出したケースもあるとしていました。
生産性を向上するための施策として紹介された「Job Aids」。他のセッションでも「Job Aids」の有用性は語られており、近年の人材開発のトレンドキーワードと言える概念なのかもしれません。
研修を検討する前に、「Job Aids」を導入することで効率化できるものがないか一度検討されてはどうでしょうか。
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