弊社は北海道で高速道路の保全点検を主に行っている企業です。近年、自社の発展には人財の確保と育成が最重要課題であると考え、新卒採用に注力しています。新たな取り組みとして考えたのは若手社員が自身の出身大学の人財を発掘するリクルーター制度の導入でした。新卒採用向けのプラットフォームに先輩情報を掲載すると、そのページに多くのアクセスがあったためリクルーターの活動は学生が求めているものだと確信しました。学生が企業を比較する際に接した社員の言動や印象は大きな影響力を持ちます。

しかし、これまで同制度導入の経験は少なく、選出されたリクルーターの多くが重要な役割を全うできるのだろうかという不安もありました。リクルーターとしてのマインド・スキル・ナレッジを総合的に身につけ、主体的に活動できるようにすることが課題でした。

アチーブメントHRソリューションズにお願いをしたのは、以前新入社員研修でお世話になった際に、スキルを指導するだけでなくなぜそのスキルが必要なのかという考え方を理解できる研修内容と講師の実力が社内でも高評価を得ていたためです。また、コロナウィルス対策のため非対面での研修を検討していましたが、オンラインによる豊富な実施実績があることからも同社を選びました。

若手社員の候補者8名を対象として半日研修を実施しました。「リクルーターとは何か？」という理解を深めるところから始まり、ワークを豊富に取り入れて実践的な知見が身に付くように工夫がなされていました。オンラインでの研修についても期待以上でした。受講生はよく集中し、対面研修と同等のクオリティを実現できたと感じています。

どのコンテンツも受講生の心に響いていましたが、特に印象的だったのは「自信」に関するワークです。自社の魅力は何なのかということを改めて考え直し、他の受講者とシェアすることで弊社の価値をあらゆる視点から深掘りすることができました。学生に自社や事業の魅力を伝えるための良い準備になったと感じています。

この研修を通じて、リクルーターが「自分の言葉」で「自分のリアルなエピソード」を交えながら、しっかりと働きがいを伝えることができるようになりました。また、アチーブメントHRソリューションズ特有の「選択理論®心理学」を用いた動機付けのメカニズムもよかったと思います。他者のモチベーションを高めるための学術的な理論に裏付けられた新しいアプローチ法を知ったことは、受講者にとって新鮮だったようで今後の業務で実践したいと多数の受講者が述べていました。