Case Study
【市原市役所様】地域課題解決に向けた公民連携プロジェクト
- 業種
- 公務
- 会社規模
- 1001名~5000名
- ご利用サービス
- 地域課題解決に向けた公民連携プロジェクト
- 対象者
- 次世代リーダー
地方が抱える諸問題に公民連携で立ち向かうために
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課題
未来を担う次世代リーダーの育成が急務
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解決策
公民連携の枠を越えたディスカッション
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成果
市職員のモチベーションがアップすることでコミュニティの活性化でビジネスチャンスを生む
①サービス導入前の課題
地域の未来を担う次世代リーダーの育成
少子高齢化、人口流出、格差の拡大など今の日本の地方自治体は多くの課題を抱えており、市原市では他地域に先んじてそれらの課題に直面してきました。2020年2月に市長が「いちはらイノベーション宣言」を表明し、公民連携のオープンイノベーション推進事業を展開することになりました。地域の多くの課題を解決するためには、市原市の未来を担う「次世代リーダーの育成」が必要と考えたことが研修導入のきっかけです。また、市原市全体を活性化したいという思いもありました。
②サービス導入の決め手
公民連携の枠を越えたディスカッション
市からリーダー育成に関する事業提案を公募し、アチーブメントHRソリューションズの提案が最も市の目指しているものにマッチしていたことが決め手になりました。今回導入したのは、「いちはら次世代リーダー塾」と「経営者向けセミナー」という2つのプログラムであり、オンラインとリアルの双方で開講しました。公民連携で地域の経営者や社会人、我々職員を対象とした研修を行うのは初の試みで、理解を得るために苦労もありましたが、プロジェクトに対する職員の強い思いと市長のリーダーシップにより実現することができました。
参加者の職種は多様で、飲食店経営者や農業を営まれている方、アーティストやピアノ講師、意欲ある若手社会人の方々など様々でしたが、共通していたのは地元地域に対する熱い思いでした。ディスカッションでは、市の魅力や課題について愛情に満ちた意見が交わされました。4回目の最終日には「自分と市原市のビジョン」というテーマでプレゼンテーションを行いました。その回には市長も参加し、大変活気を帯びた研修となりました。プレゼンテーションに向けて参加者全員が市原市のポテンシャルについてより深く考察し、自分と市原市の未来について真剣に考えている姿が印象的でした。
③サービス導入後の成果
参加者同士の「意識変革」を後押し
研修を通して経営者や若手社会人、市職員がオープンにディスカッションしたことで、お互いの意識に変化が生じたと感じています。企業や市民の方からすると、市の職員は異なる文化を持つ人だと思っている人が少なくないようです。市の職員にしても民間企業の方に対して同様の思いを抱いている部分があります。しかし、私たち職員も企業の方々も家に帰れば同じ市民の一人です。そうした基本に立ち返ることができました。公民の垣根を取り払って意見交換をすることで「もっと一緒にできることがある」という手応えを多くの参加者が得られました。
実際にビジネスチャンスを広げられた参加者もいます。農業を営む方が別の参加者と繋がり、ホテルに農作物を提供し、販路を拡大したのです。私たちとしてもこのようなコミュニティの情報交換や交流を継続的にサポートしていきたいと考えています。地域のことを「自分ごと」として考え、市原市を盛り上げるために行動し、リーダーシップを発揮できる人がもっと増えてほしい。それが私たちの願いです。今回の研修はそれを実現するための第一歩になりました。
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