コラム

Column

大杖正信のモチベーションエンパワーメントメッセージ

講師歴25年を誇る大杖正信が、朝礼のネタなどでも使えるモチベーションを高めるメッセージをご紹介します。

人材育成で重要なプロセスとは

人材育成で重要なプロセスとは、「2つの壁」を乗り越えられるように支援することです。仕事ができる人とできない人の差は、この「2つの壁」を乗り越えられるか否かで決まります。
それでは、人材育成における「2つの壁」とはどういったものなのでしょうか?2つの壁を乗り越える方法とは?


気づきを得ることや新たな視点を持つことが、やる気を生み出します。ただこれは、第一段階のやる気と言えます。
常に平均レベル以上のパフォーマンスを挙げている人と、それ以下の人の違いは、

新たな視点が新たな行動にスムーズに結びつくか否か

に、はっきりと表れてきます。
「できない人」に関しては多くの場合、新たな視点による気づきの後に

「行動の壁」

が待ち受けています。
したがって次のステップである、

「動機付けて行動を促す」

を丁寧に行っていく必要があります。

「できない人」は成功体験が少ないので、障害の向こうにあるゴールに意欲を持つことが不得手です。
ホノルルの青い空の下のゴールよりも、42,195キロの苦しい道のりを描いてしまうのです。
そのため「こんな方法もあるんだ」という新しい視点を手にしても、すぐに「できない理由」が頭を覆ってしまいます。

そこで育成する側は対話を通じて、よりイキイキと「うまくいった瞬間」をイメージしたり、それが次のどんな可能性につながるかを一緒に考えるなど、ドーパミンの分泌を促すような手助けをします。

そのとき、ただ闇雲に行動について話し合うだけではありません。
既に本人が持っている強みをフィードバックしたり、期待感を伝えていきます。
そして、話し合いを通じて本人の感情がどう変化していくか、それをアンテナを研ぎ澄ませて観察するのです。

それでも、たちまち「行動の壁」が消えることは少ないでしょう。
本人が壁を意識しているのに、「そんなものはない」と言うのではなく、共感しながら穏やかに背中を一押し、二押ししていく。
それが育成する側としての基本的なスタイルです。

もちろん、これはマニュアルではないので、絶対ではありません。状況次第では、もっと強く放り出すようなやり方もあるでしょう。
ただし、ステップの流れは大切です。

やっと見つけ出した視点を活かして、行動が始まるように援助していくこと。

これが育成の第二ステップとなります。
新たな行動が始まると、「できる人」は大きな手応えを感じるでしょう。

何しろ「できない人」が目に見える変化を起こしたわけですから、これで自分も「できる人を育てる人」になったという達成感を持つかもしれません。
しかし育成の本当の試しは、ここから始まると言っても過言ではありません。

「できない人」には行動の壁に次ぐ二つ目の壁が待ち受けています。
それは

「継続の壁」

です。
仕事については育成者やコーチなど必要ないよと言いたげな経営者が、「なかなか煙草が止められないんだよなあ」とぼやいていたりします。
一念発起しても三日坊主の繰り返し。

「できる人」にもあるそのような継続の壁が、「できない人」にはより多くの場面で起きてきます。
この壁を乗り越えられるよう、定期的な対話の時間を設けながら関わっていきます。
それも単に決まった時間にコミュニケーションを取るといった形式的なものではなく、客観性のある指標にもとづいて進捗をチェックしていきます。

相手が新人の営業マンであれば、見込み客を掘り起こすための一週間のコール数を定めて、経過を確認するといったやり方もあるでしょう。
店舗スタッフなら、商品についての基礎知識を一覧化しておき、いつまでに何を覚えるといったかたちで目標を定める手もあります。

中には定量化できない課題も出てくるでしょうが、そのときは自己評価でもかまわないので点数化するなど、できる限り現状も目標も“カタチ”あるものにしていきます。

複数の課題があるなら、なるべくカタチのあるものやカタチにしやすいものを優先させることを勧めます。
その方が先に進んだことを実感しやすいし、そこで手にした達成感が定量化できない課題に向かう動機付けにもなるからです。

このように、しっかりとした進捗管理によって、

「わからない、できない」から「わかった、できた」

への道が開けていくのではないでしょうか?

大杖正信
著者:大杖正信 アチーブメント株式会社 エグゼクティブトレーナー
Profile
アチーブメント株式会社エグゼクティブトレーナー。マネジメント研修、コーチング研修などを中心に講師を務め、年間の研修日数は200日を超え、リピート率は100%を記録。トレーニング歴25年のベテラン講師である。
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