「相乗効果」を作り出す習慣
「相乗効果」を作り出す習慣は非常に重要です。
そもそも、「相乗効果」は組織を拡大させます。
そして、成果を出しているリーダーやマネジャーは、「相乗効果」を作り出す習慣を必ずもっています。
それでは、その「相乗効果」を作り出すために必要な習慣とはどういったものなのでしょうか?
一般的なリーダーやマネジャーは、
「私が正しいということは、あなたは間違っている」
あるいは、
「君の案をすぐ採用しよう」
「喜んで妥協しよう」
というように、さらに良い案を探そうとはしません。
つまり、自分の案、相手の案、もしくはお互いの妥協案に納得しようとするのです。
このようなマネジャーばかりだと、組織はどうなるでしょうか?
チームとしての力が発揮されないばかりか、個人が受ける刺激や成長の場が失われる可能性すらあります。
やがて、組織としての力も衰えるかも知れません。
相乗効果を作り出すリーダーやマネジャーは、異なる意見を受け入れるだけでなく、そうした意見に価値を見出だし、
「もっと良い方法を見つけよう。それはあなたのやり方でも、私のやり方でもない。それより、もっと良い方法を探そう。」
と考えます。
相乗効果を作り出すリーダーやマネジャーは、習慣として、次の2つを行っています。
・すべてを受け入れてしまうのではなく、相違点を見出だす。
・相乗効果を作り出し、第3の案を生み出す。
何故多くのリーダーやマネジャーは、相乗効果を生み出すことができないのでしょうか?多くの人が、口では多様性を尊重すると言いながら、実際は避けたり、遠ざけたりしています。
相乗効果を生み出す秘訣は、多様性を大切にすることから始まります。そして、その多様性、相違点を活用して、第3の案へと導くのです。
あなたのチームメンバーの、本来持っている才能、能力、情熱をもう一度考えてみましょう。
あなたは、あなたのチームメンバーの力を本当に理解していますか?
メンバーを想定し、彼らが持つユニークな力について書き出してみてください!
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アチーブメント株式会社エグゼクティブトレーナー。マネジメント研修、コーチング研修などを中心に講師を務め、年間の研修日数は200日を超え、リピート率は100%を記録。トレーニング歴25年のベテラン講師である。
プロフィール詳細 - もうひとりの自分と出会う50のエンパワーメントメッセージ