コラム

Column

大杖正信のモチベーションエンパワーメントメッセージ

講師歴25年を誇る大杖正信が、朝礼のネタなどでも使えるモチベーションを高めるメッセージをご紹介します。

リーダーシップが先にある

リーダーシップが先にあり、マネジメントはその後です。逆では決してありません。たまにリーダーよりマネージャーのほうが上だと考える人がいますが、それは「リーダーシップ」と「マネジメント」の意味と違いが全く分かっていない人です。
そこで、まず「リーダーシップ」と「マネジメント」の意味から学んでいきましょう


「すべてのものは二度つくられる」という原則があります。
「二度」というのは、一度目が「知的な第一の創造」であり、そして次が「物的な第二の創造」です。

例えば仕事を成功させるためには、自分たちの事業の目的を考え、実現しようとするイメージ(ビジョン)をしっかり描くことが必要です。

そしてそのビジョンを実現するために、資金、人事、マーケティング、設備などに資源を振り分け、それらをバランスよく配置するための事業計画を策定します。

この作業が「第一の創造」ということになります。

事業の成功、不成功はこの段階で決まることがほとんどです。

物理的作業である「第二の創造」以上に、この「第一の創造」の甘さによる事業の失敗、会社の倒産は後を絶ちません。

この「知的な第一の創造」「物的な第二の創造」の原則は、私たちのあらゆる生活に作用します。

仕事でも生活でも、何かに取り組むときは、
この「知的な第一の創造」「物的な第二の創造」の原則を意識することで、効果性が飛躍的に高まるでしょう。

「第一の創造」と「第二の創造」は「リーダーシップ」と「マネジメント」に置き換えることができます。

リーダーシップとマネジメントと聞いてすぐに思い浮かべるのは、職種としての「リーダー」や「マネジャー」かもしれません。

どちらも何人かの部下を率いてノルマや目標を達成することが仕事で、あまり違いはなさそうにも見えます。

マネジメント層=経営層というイメージからすると、マネジャーの方が上位だと感じる人もいるでしょう。

しかし、「リーダーシップ」と「マネジメント」は全く意味が違うものです。

例えば、あなたは今、会社のいろいろな仕組みの中で仕事をしています。

その仕組みそのものをつくり上げた人がどこかにいるはずで、そうしたシステムをつくる人をリーダーと呼び、そのシステムの中で働く責任者をマネジャーと呼びます。

マネジメントは手段に集中しており、どうすれば目標を達成することができるかを考えるものです。

それに対し、リーダーシップは、私たちがどこへ行こうとするか、何を達成しようとするのかを考えることです。

リーダーは、はしごがかけ違っていないかを判断し、マネジャーは、かけられたはしごを能率よく昇ることを考えます。

例えば、
あなたがジャングルの中で道を切り開いている組織のメンバーだとしましょう。

実際に斧やナタを使って作業している人は生産者であり、直接問題を解決する人といえます。

それに対し、マネジャーはその後方に立ち、斧を研いだり、方針や手順のマニュアルをつくったり、メンバーが能率よく作業できるよう教育したりする役目です。

では、リーダーは何をする人でしょうか?

リーダーは、ジャングルの中で一番高い木に登って全体を見渡し、下にいる人たちに向かって、「このジャングルは違うぞ!」と叫ぶ立場の人なのです。

仕事に追われて能率ばかりを追求するマネジャーは、このリーダーの叫びに対して、「うるさい! 作業は順調に進んでいるし、とにかく忙しいんだ!」と反論します。

あなたの組織にもそんな人はいないでしょうか?

あるいは、来期の重要な戦略ミーティングやビジョン構築の機会にも、「忙しい仕事があるから」といって参加しようとしない人たちです。

現在の社会はジャングル以上の厳しさとスピードで動いており、忙しさのあまり、間違ったジャングルで働いているケースが非常に多いといえます。

本来、ビジネスにおいても生活においても、明確なリーダーシップが最初に存在しなければいけません。

この厳しい社会の中において、ますますはっきりとしたビジョンを持ち、リーダーシップを発揮することが必要となっているのです。

まず先にリーダーシップがあり、その後にマネジメントが来ます。

リーダーシップのないマネジメントは、

「沈み行くタイタニック号のデッキで椅子を片づけるようなもの」

だといえるかもしれません。

また、リーダーシップとマネジメントは役職ではなく、あなた自身の能力にかかわるものです。

いずれか一つあればいいというわけではなく、ビジネスを遂行するために、またあなたが理想的な人生を生きていく上で、二つとも不可欠な能力です。
特にビジネスにおいては、目に見えるマネジメント能力の強化に熱心な人はとても多いのですが、リーダーシップについて関心を向ける人は一部に限定されてしまっているようです。

「自分や自分の仕事はリーダーシップとは無関係だ」と考えてしまう人が多いのでしょう。
しかし、どんな優秀なマネジメントを行ったところで、リーダーシップで犯した失敗を補うことはできないのです。

大杖正信
著者:大杖正信 アチーブメント株式会社 エグゼクティブトレーナー
Profile
アチーブメント株式会社エグゼクティブトレーナー。マネジメント研修、コーチング研修などを中心に講師を務め、年間の研修日数は200日を超え、リピート率は100%を記録。トレーニング歴25年のベテラン講師である。
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