コラム

Column

大杖正信のモチベーションエンパワーメントメッセージ

講師歴25年を誇る大杖正信が、朝礼のネタなどでも使えるモチベーションを高めるメッセージをご紹介します。

Vol.113 成果を出すチームの唯一の共通点

どうしたらチームがハイパフォーマンスでいられるのか?
そんな悩みがリーダーには付きまとっているはず、、、
そんな事はないですか?

今の組織のまま、より大きな成果を出せないか?
そう考えていませんか?

その答えである共通点はすでに明らかになっています。

その答えとは・・
「プロジェクト・アリストテレス」

2012年、アメリカのグーグルは生産性向上計画というものを開始し、その計画名称をプロジェクト・アリストテレスと名付けました。
担当は人員分析部という部署が行い、社員5万1000人の中からチーム・リーダークラスの有志を募り、最終的な検証を行ったのです。
そもそもグーグルの社内には数百のチームが存在していたみたいで、生産性の高いチームがある一方で、生産性の低いチームもあった。
あのグーグルですから、決して能力が低かったり知能が低いということもないはず。
それなのに、小さな会社の経営者と同じような悩みが存在してたというのには驚きです。

要するに、生産性が低いチームを何とかして生産性の高いチームにして成果を出させたいって思ったということ。
お得意のデータ分析技術を使って、ありとあらゆるデータを分析するプロジェクトだったようです。
しかも、組織心理学や社会学といった専門家にも分析チームに加えて行いました。
「分析は困難を極めた」
それでも、分析結果を見つけるのには相当苦労したのです。

なぜなら、なかなか共通点が見当たらない。
会社の外でも付き合いのある友達同士のようなフレンドリーなチームが生産性の高い場合もあれば、ビジネスライクな関係で会社以外では一切話さないようなチームが生産性の高い場合もあった。
トップダウンの超組織的なチームが上手くいっている場合もあるし、水平型のいわゆるフラットな関係性のチームが上手くいっている場合もあった。

要するに、巷で語られているような組織論がどれも当てはまるという状況。
逆に言えば、そういった組織論のどれもが当てはまらないってことでもあったのです。
つまり、フレンドリーだったり、ビジネスライクだったり、トップダウンだったり、フラットだったり、どのパターンであっても生産性の低い組織があったのです。

「ルールも役に立たない」

一般的に言われているような、規則とか規範とかルールといったものも同様だったようです。

あるチームはルールでガチガチに縛っているおかげで成果が出ているのかと思えば、
もっと柔軟にルールに縛られずやってるチームが成果を出している場合もあるみたいな感じ。

でも逆に、普通の感覚だとルールをきっちりしてたら上手くいくんじゃないか?って思ってしまいそうですが、
そうでもなかったりするし、もっと自由に伸び伸びとやれば上手くいくんじゃないか?
と思ったらそうでもない。

こういった話も、今まで書籍で一度は読んだことがある内容だったりすると思いますが、
どれも当てはまるし、どれも当てはまらないっていう状況だったのです。

恐らく、ミッションステートメントもビジョンもクレドも、社是とか社則とか、そういうのは大切かもしれないけど、どれも決定的な共通項じゃなかったのです。
つまり、私たちが学んできたどれもが正解で、正解だと思っているどれもが不正解っていうのが現実だったのです。

「サイコロジカル・セーフティ」

グーグルの人員分析部のメンバーは、途方に暮れたみたいです。
どうしたらいいのかってなったのです。

でも、ついに見つけました。

成果を出すチームの唯一の共通点が何かってことがわかりました。

それが、サイコロジカル・セーフティ。
心理的安全性というものでした。

日本人っぽく簡単に言うと、「思いやりがある」ってことが大事だったのです。
他者への心遣い、同情、配慮、共感といったメンタルな要素がとても重要だったのです。
例えば、誰か1人がしゃべり続けていて、チームメイトが黙り込んでいるようなチームは失敗して、皆が均等に発言するようなチームは成果を出す。
要するに、心理的安全性が確保されていて、自分がどんな発言をしたとしても大丈夫だって環境があることがポイントです。
これは、私たち日本人は特に重要だと思います。

なぜなら、日本人は恥の文化と言われるほどに、常に周りからどう思われるかを気にする民族だから。
なので、チームメンバーからどう思われるのか不安な状態のままだと、パフォーマンスを発揮できなくなってしまうのです。

「ディズニーは正しかった!」
ちょっと前に流行ったアニメ「アナと雪の女王」。
その主題歌、「LetitGo~ありのままで~」もとても流行りました。
あの、ありのままっていうキーワードが、職場環境おいてもとても重要な要素だったのです。

ありのままの自分を出せるメンバーに囲まれて仕事をするというのが、そのチームの成果を決める決め手なのです。

真心をもってお互いに接することができるチームこそが最高のパフォーマンスを発揮できるってこと。
それは、従業員だけじゃなくて、アウトソーシング先もそうだし、取引先に至るまで、あなたがチームを組んでいるすべてのメンバーが対象です。
そのメンバーがありのままの自分で接することができる環境を作ることが、あなたがリーダーとして求められていることです。
あなたはチームのサイコロジカル・セーフティを確保するような、素敵なリーダーになれていますか?

それが成果を出すチームを作るコツなのです!

大杖正信
著者:大杖正信 アチーブメント株式会社 エグゼクティブトレーナー
Profile
アチーブメント株式会社エグゼクティブトレーナー。マネジメント研修、コーチング研修などを中心に講師を務め、年間の研修日数は200日を超え、リピート率は100%を記録。トレーニング歴25年のベテラン講師である。
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