ホーム / コラム / チームビルディング / チームを成功に導く鍵をGoogleが発見

チームを成功に導く鍵をGoogleが発見

更新日: 2017年8月4日
米グーグルは2012年に生産性向上計画に着手し、グーグル社内の様々な業務に携わる180ものチームを分析し、成功するチームと、そうでないチームの違いについて2016年にNew York Timesを通してレポートしています。 その中で見えてきた成功するチームに共通する2つのことは何だったでしょうか。
目次:

成功するチームの共通点とは

突然ですが、質問させてください。

チームAとチームB、それぞれ異なる特徴がありますが、
どちらが成功するチームだと思われますでしょうか?

 

<チームA>
優秀なメンバーにより構成されたチーム。
ミーティング中、メンバーの中の専門家たちは
皆がわかるように丁寧かつ詳細に説明します。
誰かが話す際も、話し手は議題がそれないように会議を進め、
非常に効率的で、必要な話以外のおしゃべりや長い討論はしません。
会議も予定通り進められます。

 

<チームB>
幹部や中間管理職、専門家など異なる階級のメンバーがそろったチーム。
メンバー同士、仕事の話題以外のプライベートな話もし、
誰かが話題を変更すれば、残りのメンバーは、
新しい話題に沿って会話を続けます。
会議中でも必要な話以外のおしゃべりをするため
会議は予定時間をオーバーすることもしばしばあります。

 

あなたは、どちらのチームが成功するチームだと思いますか。

 

 

米Googleの研究結果における「成功するチームの共通点」

米グーグルは2012年に生産性向上計画に着手し、
社内にいる統計の専門家や心理学者、社会学者、エンジニアも招集し、
グーグル社内の様々な業務に携わる180ものチームを分析し、
成功するチームと、そうでないチームの違いについて
2016年にNew York Timesを通してレポートしています。
(”What Google Learned From Its Quest to Build the Perfect Team”
 The New York Times, FEB. 25, 2016)

その研究結果では
・メンバー同士の交流量
・趣味
・学歴
・性格
・労働時間
・性別
はチームの成功と失敗を分ける要因にならず、
成功するチームに共通することはこの2つだったそうです。

 

  1. メンバーがほぼ均等に話をしている
  2. 高い『平均社会的感受性※』を持っていた
    (※声色や身振り手振りから、相手がどのように感じているのかを察する力)

今一度この2つの観点で「A」と「B」を見てみると、
「B」のほうがこの特徴を持っていることがわかります。

チームAも優秀な人材が正確かつ間違いなく進めていくので、
この2つがないからといって失敗に至るとは考えにくいですが、
チームBは自由に発言することができる雰囲気があり、
方向付けによってはメンバーの力を
チームの目的に注ぎ込むことが可能となるという点で
より相乗効果が生まれやすい環境だと言えるようです。

グーグルの研究結果では、
チームとしてより相乗効果が生まれるためのポイントとして
成功するチームに備わっている5つの鍵を紹介しています。

 

成功するチームに備わっている5つの鍵

  1. 心理的な安心感
    安心して行動ができる空気があるかどうか。
  2. 信頼性
    着実にプロセスを進めてくれるメンバーがいるかどうか。
  3. 組織構造と透明性
    仕事のゴールとその中での役割・プランが明確かどうか。
  4. 仕事の意味
    今の仕事が個人的にどのような意味を持つのかという意味付けができているかどうか。
  5. 仕事のインパクト
    今の仕事が社会に与える影響を心から信じているかどうか。

 

一番重要なのは、これを「強制的に」推し進めるのではなく、
あくまでメンバーが自ら発言や行動をする
「空気」や「仕組み」を用意することのようです。

 

御社のチームづくりの参考にしていただけますと幸いです。

今後の企画に向けて、何かお役に立てることがありましたら、
下記お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡くださいませ。
専門のコンサルタントから折り返しご連絡させていただきます。

カテゴリの最新記事

  • フローが起きる組織の作り方
    フローという状態をご存知でしょうか?フロー理論は、アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイ博士によって提唱され、現在で...
    2018/03/29
    詳細を読む
  • 組織成功のカギは“部下”が握っている?
    皆様はチームがうまくいかないとき、何が足りていないと考えるでしょうか?マネジメント・リーダーシップ・コミュニケーションい...
    2018/02/26
    詳細を読む