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感情を抑えきれない上司のマネジメント方法

更新日: 2013年6月4日
感情を抑えきれず、強い口調で叱責する上司がいると、上司と部下との関係悪化のみならず、職場全体の雰囲気はどんどん悪化し、組織力が減衰してしまう要因になります。それでは、こういった感情的な社員に対し、会社としてはどのようなマネジメントを行うべきでしょうか?
目次:

コントロールできることに焦点を当てる

入社12年目のNさんは、公私共に認める敏腕課長。
業務遂行力など仕事の能力は高いが、
部下が期待通りに仕事をこなさなかったり失敗したりすると、
感情を抑えきれずに皆の前で怒鳴り散らすため、
部下は必須業務以上に仕事の幅を広げたり、提案をすることを控えているようだ。

部下を萎縮させないよう、Nさんにはいつも冷静でいてほしいが、
O部長はどのように伝えたらいいだろうか?

企業の成長は、組織力によると言っても過言ではありません。
組織は、良くも悪くも“気”が伝染してしまうものです。
この場合、課長をこのまま放置すると、この課長と部下との関係悪化のみならず、
職場全体の雰囲気はどんどん悪化し、組織力が減衰してしまう可能性もあります。
部下は萎縮して良い仕事ができなくなり、職場全体においても
クリエイティビティが失われることも予想されます。

 

対応の仕方として最もしてはならないのは、感情と感情をぶつけることです。
O部長は課長に対し、
「なにやってるんだ!」
「いい加減にしろ!」
といった感情的な言い方をすれば、火に油を注ぐ結果となりかねません。
課長からすると、部下が仕事ができない、思い通りに育ってくれない
といった、さまざまな言い分もあるでしょう。

 

O部長はまず、感情が高ぶっている課長を頭ごなしに否定するのではなく、
突発的な感情は抑えることが難しいという前提を伝え、理解を示すと良いでしょう。
その上で、冷静さを取り戻す工夫を伝えます。
具体的には、
“感情的になりそうな場合は1、2、3と数えて一呼吸おいてから対応する”
という行動に焦点を当てた方法をアドバイスすることが効果的です。

 

「3秒+一呼吸」

 

たったそれだけですが、見失った自分を取り戻し、
本当に伝えなければならないことを考えることができるのです。

 

突発的な感情はコントロールすることが難しいですが、
考え方や行為であればコントロールは可能なのです。
そして、感情で怒られた部下は萎縮して想像性をなくし、
それは組織全体の生産性をも低下させることをしっかり話し、納得させることが必要です。

 

感情的になったときに一呼吸おくのは、はじめは難しく感じられるかもしれませんが、
有効なコミュニケーションをとることで部下は成長しますし、
その成長を感じられれば課長も自然と感情に走るようなことはなくなるでしょう。

 

問題行動そのものを注意するのではなく、
冷静になるための新たな工夫を提案していくことが課長の成長に効果的といえるでしょう。
O部長の関りから是非工夫をしてみてください。

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