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研修という“仮想空間”の持つ意味

更新日: 2012年12月4日
ある組織の若手・中堅社員向けの研修を行う中で、主体性に焦点を当てたワークに取り組み、大きな学びを得ることができました。 日常の現場とは違う、【仮想空間だからこそ生み出せる気づき】とはどんなもので、どんな風に生み出されるのでしょうか。
目次:

研修のワークの中での気づき

ある組織の若手・中堅社員向けの研修を行う中でこんなことがありました。

「与えられた仕事をこなす能力は決して低くないが、
仕事に対して受け身な姿勢が強い。
自分から積極的に目標設定し、主体的に仕事に取り組む姿勢を醸成してほしい。」

 

これが、その組織の研修担当者の方からいただいたご要望だったのですが、
同じような課題意識を持たれている企業様は決して少なくないのではないでしょうか?

 

今回は、ご相談の結果、オリエンテーションとフォロー研修を含めた
計4日の研修を行わせていただくことになったのですが、
研修中に取り組んだあるワークで受講生の方の姿勢が大きく変わる様子を
目のあたりにすることができたのでした。

 

そのワークは、数人のチームをつくった上でチームリーダーを決め、
そのリーダーの指示に従って目標達成をつくりだしていく、というもの。

メンバーからリーダーに対して声がけをしてはいけない、というルールはありません。
しかし、「リーダーの指示に従って」という部分が受講生に枠組みをつくってしまったのか、
メンバーはリーダーの指示を“ただただ待つのみ”で、
メンバーから声がけや提案が行われることはなかったのです。

 

その結果は、未達成…。

 

しかし、未達成のまま終わるわけにはいきません。

 

「目標達成に向けて、どのような姿勢で参加していたか」
「目標達成に向けて、自分自身ができることはなかったか」

 

こう問いかけたところで、多くの受講生が、ハッとした表情をされたのでした。
そう、《リーダーの指示に受け身になっている自分》の姿に気づいたのです。

 

もちろんこれは、研修のワークの中での気づきです。
しかし、賢明な受講生の皆さんは、
すぐに自分の現場における仕事の取り組み方についても省みているようで、
その気づきを、深く自分の中に刻み込んでいるようでした。

 

その後、再度行ったワークでは、リーダーの指示を待つだけでなく、
目標達成に向けた積極的な提案や報告が行われ、その場は、一気に活性化。

 

結果、達成が生み出されたことは言うまでもありません。
研修空間というのは、あくまで仮想空間です。

 

しかし、日常の現場とは違う、
【仮想空間だからこそ生み出せる気づき】があるのだ、と改めて感じることができました。
そして大切なのは、その気づきを現場での具体的な行動変革につなげること。

 

今回は、アクションプランを策定するだけでなく、
それを確実に実行できるようにタイムマネジメント研修を
フォロー研修として行わせていただいたのですが、
受講生の参加姿勢や受講の感想から、「自分で決めてやる」
という主体的な気運の芽生えを感じることができ、とても嬉しく思いました。

 

現場のさらなる変容に向け、これからもサポートさせていただきます。

 

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