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オンライン研修ってどうなの?アンケート結果を大公開します。

更新日: 2020年5月19日
Web会議システムを活用して実施することができるオンライン研修ですが、場所によらず受講できるメリットがある一方で、学習効果に対する心配の声もあります。実際のオンライン研修の受講生にとったアンケート結果に基づき、オンライン研修の実態に迫ります。
目次:

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、受講者が一ヶ所に集まる集合研修の実施が難しく、更には在宅勤務によりOJTが困難という状況の中、オンライン研修を行う企業が増えてきています。

特に4月は新入社員研修シーズンでもあり、オンライン研修を実施した企業が急速に増えたようです。Web会議システムを活用して簡単に導入することができるオンライン研修ですが、インターネットを介しての学習効果に対する心配の声はございませんでしょうか?

「講義を一方的に聞くだけになってしまいそう」
「集中力が続かず効果が薄くなってしまいそう」

「グループワークやディスカッションはできないイメージ」

今回は、弊社の『新入社員研修 オンライン講座』を実際に受講した2020年卒472名へのアンケート結果を大公開。オンライン研修の実態に迫ります。

 

オンライン研修とは何か

まず、オンライン研修について簡単にご説明いたします。オンライン研修は、講師のいる会場と、受講者のいる各拠点をインターネット回線でつないでリアルタイムに行う研修のことです。ZoomなどのWEB会議システムを使用することで、簡単に実施することが可能です。

オンラインでの学びというと、e-ラーニングを想像される方も多いかもしれませんが、実はオンライン研修と大きな違いがあります。e-ラーニングは事前に制作・録画されたコンテンツを受講者が自身のデジタル端末(PC、スマホ、タブレット)で見るという個人学習です。ですから、基本的には個人で学習する方法となりますので、講師とのやり取りや、受講者同士の対話はありません。

それに対して、オンライン研修は、講師と受講者がインターネットを介してコミュニケーションをとりながら、更に受講者同士でグループワークやディスカッションを行いながらリアルタイムで取り組む共同学習です。

 

新入社員向けのオンライン研修の概要

今回実施した、新入社員向けオンライン研修ですが、1日ごとにテーマを変えて3日間で実施しました。

研修の主なテーマは1日目「社会人としての基本」、2日目「仕事を進める基本」、3日目「成長するための基本」と3つです。

以下にそれぞれの主な学習内容を簡単にご紹介したいと思います。

1日目「社会人としての基本」を学ぶ

社会人としての基本では、マインドとビジネスマナーについての学習が行われました。

マインドは、学生と社会人は何が違うのか、社会人に求められる成長、成長する人材の特徴、企業で働く上で抑えるべき心構え、自社で働く目的などを学習。ビジネスマナーは、なぜ重要なのかと言った考え方から、第一印象、言葉づかい、名刺交換、電話対応、挨拶といった信頼されるためのビジネスマナー学習を行いました。

2日目「仕事を進める基本」を学ぶ

仕事を進める基本では、報連相と仕事の段取りについて、それぞれの重要性から、こんな時にどうするべきかといったケーススタディを通しての学びが行われました。

報連相では、仕事を円滑にするためのポイント、自身でチェックできるセルフチェックリストなどを学習。仕事の段取りでは、段取りのステップ、工程への意識、目標設定/計画立案を学習し効率の良い仕事の進め方についての学習を行いました。

 

3日目「成長するための基本」を学ぶ

成長するためには、PDCAサイクルとセルフマネジメントの重要性を学ぶだけでなく、自ら実行できるようになることが必要です。

PDCAサイクルでは、成長を加速するための回し方、改善のポイントについて学習。セルフマネジメントでは、自身のモチベーションを管理し高める方法や環境に左右されないコミュニケーションについての学習を行いました。

 

アンケート満足度は94.7%

いよいよ、アンケート結果を見ていきたいと思いますが、まずご紹介するのはオンライン研修を実際に受けた受講生の満足度です。実際に弊社の『新入社員研修 オンライン講座』を受講した新人(調査対象者94名)に5段階評価で聞いたところ以下のような結果となりました。

「5.大変満足」「4.満足」の合計が89名と満足度が94.7%であったのに対し、「2.不満」「1.大変不満」の回答者が0名でした。なぜ、受講者の満足度が高かったのか、新人たちのコメントを読んでいくと様々な理由が明らかになりました。

 

社会人としての意識を学べたから

卒業式や入社式がキャンセルされる中、節目を感じることなく社会人になり、入社時から在宅勤務状態が続くなどして、多くの新人達が自身も「学生気分が抜けていない」「学生から社会人のシフトが難しい」と感じている状況の中、『新入社員研修 オンライン講座』で社会人としてのマインドセットが学べたことが満足度として上げられていました。

 

「今年は卒業式も現場での入社式もなく、学生から社会人になることがフェードアウトからフェードインしていくようだった。社会人としてのマインドセットを受講したことで気持ちの切り替えにもなった。」
「社会人としての基礎知識を学ぶことが出来た他、学生と社会人の違いとして、学生は受身的、社会人は主体的だという違いを知ることができ、今後の社会人生活の方針を決めることが出来たから。」
「社会人として、どのように学生気分からの転換をすればいいのかが具体的にイメージすることができた。」

働く目的を考えることができたから

新人が自身にとっての「働く目的」を社会人としてスタートする段階において明確にすることが、自律した人材へと成長する重要なポイントとなります。

新型コロナウィルスの流行で急速に世の中が変化する中、『新入社員研修 オンライン講座』を受講したことで、目的意識を持てたことが、高い満足度の理由として挙げられていました。

「どんな社会人になりたいのか、会社に入社した理由や働く目的について改めて考えることができました。」
「働く目的を再確認し、今後どのような方向性で仕事をしていきたいのかを客観的に理解することができた為。」
「入社して初めて、会社で働く意義や自分の仕事について考える機会があり、今後も原点や初心を忘れずに働こうと意欲的になれた為。」

ビジネスマナーを学べたから

新人がビジネスマナーの必要性を感じていない、もしくはどうして良いのか分からず不安を感じているということがあります。オンライン研修だと一見難しいと思わるビジネスマナーですが、『新入社員研修 オンライン講座』ではビジネスマナーの重要性から、第一印象を決める挨拶、言葉づかい、名刺交換、電話対応と考え方から、実演まで幅広く講義をするので、高い満足度が得られたようです。

「ビジネスマナーを守ることは、仕事で信頼されるための行動言語であることに気づかされました。自分の行動一つで相手からの解釈をプラスにもマイナスにもできるので、この講義をぜひ受けていただきたいです。」
「私が特に社会人になるうえで不安なのはマナーです。そのマナーとは何か、してはいけない行動の相手のとらえ方など詳しく教えてくださるのはとても貴重な体験でした。」
「ビジネスマナーの基本から学べ、オンライン上で挨拶や名刺交換の動作を見ることが出来、お手本になる講座であったから。

参加型のオンライン研修だったから

オンライン研修というと、モニターを見ながら講義を一方的に受けるため、集中力が続かない、受講者同士の学びがないと心配される方も多いかと思います。たしかに、選択するWeb会議システムによっては、機能上の制約によって双方向のコミュニケーションが難しいといったことがあります。

弊社が『新入社員研修 オンライン講座』に使用しているWeb会議システムのZoomには「ブレイクアウト」という機能があり、少人数のグループに分かれたディスカッションが可能になっています。お題は全体に提示し、セッション中のみ少人数のグループに分かれ、再度全体セッションに戻り、講師が解説する流れで進行します。

特に、デジタルネイティブ世代の新人には、オンラインでのディスカッションもストレスなく、むしろ高い満足度につながったようです。

「ポイントを分かりやすく説明してくださり、さらにグループワークやチャットなどを用いた受講者参加型で行ってくださったため、理解が深まったからです。」
「ディスカッションを実施していただき、学んだことから自分自身の考えを発言していく中で、より内容を理解することが出来ました」
参加型であったため集中を保って講座を受ける環境であり受講しやすかったです。」

 

98.5%の受講生が実践できる・したいと確信

当然のことですが、新人が受講に満足しただけではなく、研修での学びが実際の行動へとつながることが重要です。自己効力感を提唱したことで知られるカナダの心理学者バンデューラ氏は、人が行動に移すかを決定づける動機には2種類あるとしています。その一つが「結果期待」で、特定の行動をすれば期待する結果が得られると考えることによる動機づけです。もう一つが「効力期待」で、望む結果に必要な行動を自身が遂行できると考えることによる動機づけです。

弊社ではこの「結果期待」と「効力期待」を研修受講後にアンケートで聞いています。なぜならば、この2つは行動変容の先行指標となっているからです。この2つの期待が高まると、行動や成果を求められる状況下において自己効力感、すなわち「自分は必要な行動をとって、結果を出せると考えられる能力」が育成され、行動に繋がりやすくなっていきます。

今回、新入社員対象者472名に、それぞれの期待値を聞いたところ、オンライン研修で効果的な動機づけがされたことがわかりました。

研修の学びを1つ以上実践することは『できそう』かと「効力期待」を5段階評価で受講生に聞いたところ、以下のような結果となりました。

『5』『4』の合計が465名と98.5%が実施『できそう』と確信しているのに対し、『2』『1』を選択した受講生は0名でした。

更に、研修の学びを1つ以上実践『したい』かと「結果期待」を5段階評価で聞いたところ、同じく9割以上という高い結果が得られました。

『5』『4』の合計が465名と98.5%が『実施したい』と確信しているのに対し、『2』『1』を選択した受講生は0名でした。

高い動機づけがされた理由はいくつかあると思いますが、弊社の『新入社員研修 オンライン講座』は、ケーススタディなどストーリーを活用した学習方法で、オンラインでも受身にならずに「自分事」として考えるプログラムになっているため、98.5%の受講生が『できそう』『したい』と確信することができたのだと考えます。

 

オンライン研修のおすすめ度は70.3%

更に、受講者の満足度を、他の人におすすめしたいと思うかどうかの度合で測るNPS®(Net Promoter Score)を調べてみました。ご存知の方も多いかと思いますがNPSの算出方法を簡単にご説明しますと、調査では、0(すすめたくない)~10(すすめたい)の11段階評価で聞きます。調査の対象者は、つけた点数によって以下の3つに分類されます。

・点数10~9「推奨者」:満足しているだけでなく、周りの人に積極的に薦めます。
・点数8~7「中立者」:人に薦めることもなければ、批判することもありません。
・点数0~6「批判者」:ネガティブな評判を立て、周りのやる気をそぐ可能性がある。
NPS値は、全体に対する[推奨者の割合]-[批判者の割合]で求められます。

上記の方法でNPS®を測ったところ、『新入社員研修 オンライン講座』65.9ptとなりました。([推奨者の割合70.3%]-「批判者の割合4.4%]=65.9pt ・内訳:「推奨者」332名、「中立者」119名、「批判者」21名)

この数字がどういう意味を示すのかというと、例えば米国のマーケティング会社Customer Gruが発表している各業界の最高得点NPS®企業をみてみると、オンライン検索・情報で1位のGoogleが11pt、コンピューター・ハードウェアで1位のAppleが49ptとなっています。確かにNPSの平均値は業種によって異なりますが、一般的に50pt以上が“Excellent”(超優良)と言われているので、それを大きく上回った『新入社員研修 オンライン講座』が受講生の非常に高い満足を得られていることが明かになりました。

 

まとめ

今回の『新入社員研修 オンライン講座』受講者アンケート結果の実態をみて感じたことは、インターネットを介しての学びでも、受講生の積極的な参加が促され高い満足度を得られたということです。更に、研修での学びを実践できる・したいと98.5%の受講生が確信し、高い学習効果が得られましたことが明かになりました。
弊社は、今まで集合研修を中心に33年行ってきましたが、オンライン研修においても大事なことは、学習効果から逆算した研修メソッドに基づいたプログラムであることだと考えています。弊社の研修メソッドにご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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