ホーム / コラム / 社員研修 / 研修の効果がその場限りになってしまう理由とは?

研修の効果がその場限りになってしまう理由とは?

更新日: 2016年11月4日
ある2社の企業での研修を通じて改めて痛感した、「研修がその場限りになってしまう最大の理由」をご紹介させて頂きます。
目次:

研修がその場限りになってしまう最大の理由

10月初旬、多店舗展開している小売系サービス業の会社(以下、A社)で
新入社員のフォロー研修が開催されました。

 

A社では、4月が導入研修、5月に店舗配属され、OJTがスタートします。

今回の新入社員のフォロー研修では、5月から9月の取り組みを振り返ることからスタートしました。

 

受講生は、

「出来てないことも多くあるけど、報連相と接客ロープレだけはできた」
「宣言した会社でやりたいことが意識から外れていた。改めて頑張りたい」

等の現場で苦しみつつも、チャレンジしようと前向きな発言が多くありました。

4月の元気な姿そのままに、たくましく成長している受講生に安心し、無事に研修を終えることができました。

今度は、その翌週のことです。
A社と同様に多店舗展開している金融系サービス業の会社(以下、B社)で、
同様に新入社員のフォロー研修を提供しました。

B社もA社と同じく、
4月までが入社時導入研修、5月から現場配属でOJTがスタート。

4月の研修では、A社以上に前向きな姿勢が見られた受講生であったため、
活発な議論が行われると期待しながら当日を迎えました。

 

ところがです。

研修当日にいたのは、不安そうな顔で意見を交換し合う受講生でした。

受講生のテーブルに入って内容を聞くと

「積極的に相談し、指示を受けたのに、実行したら違うと言われた」
「言われたとおりにやれ!と言われ、正直つまらない」

と現場での葛藤を語る受講生がいました。

 

4月の新入社員研修では、
「自分で考えることが重要」「積極的に報連相しよう」と伝えていましたが、
受講生は現場の上司と研修内容のギャップに戸惑っていました。

最終的には、前向きな表情で研修を終えましたが、
どこか不安が残る一日となりました。

A社とB社は同じ多店舗展開型のサービス業。
研修運営状況も似ている両社ですが、
「新入社員の6か月後」は明らかに違いました。

この違いは、どこから生まれるのでしょうか。

キーワードは『一貫性』です。

・現場と研修
・上司とメンバーの学習内容
・会社の経営方針・人材育成方針と現場の行動  等

これらの一貫性がなければ、

どんなに良い研修内容を企画し、
どんなに良い講師をコーディネートし、
どんなに良いメッセージをしても、
研修効果が半減してしまうと言えます。

 

実は2年前、先ほどのA社も、B社と同じような状況にありました。

A社は弊社の研修導入3年目。
別階層の経営幹部、店舗責任者の研修も弊社を活用し、
「組織全員でチャレンジする風土をつくりたい」という思いの元、
一貫性ある研修を実施し、フォローしました。

結果、3年たった今「安心して挑戦できる」社風を築くことができ、
その中で、今年の新入社員は、のびのびと成長できています。

御社では、どのような目的のもとに、
研修を設計されていらっしゃいますでしょうか。

年次の研修設計を見直しする時期である今は、
組織を理想状態に導く絶好のタイミングです。

どんな組織にしたいのか?
どんな社員育成をしたいのか?
そして、会社にどんな社風・文化を築きたいのか?

そのような観点から、現行以外の階層も含め、
研修の見直しをするのも良いかもしれません。

 

もし、お役に立てることがあれば、事例含めてご紹介させていただきます。
ご興味がございましたら、是非お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
専門のコンサルタントから折り返しご連絡させていただきます。

カテゴリの最新記事

  • 平成の社員研修を振り返って
    あけましておめでとうございます。 アチーブメントHRソリューションズ「人事応援通信」事務局でございます。本年は、4月...
    2019/01/05
    詳細を読む
  • 19卒新入社員の育成を成功させるポイント
    採用競争が激しい昨今では、獲得できた人材を活躍できる一人前の社員へと育成できるか否かが企業の競争力に大きな影響力を及ぼし...
    2018/09/10
    詳細を読む